焼き鈍し設備
(やきなましせつび)
焼き鈍しに必要な設備は、主に焼却台、加熱設備、酸洗い設備の3つです。
- 焼却台
耐火レンガなどで作られ、制作物を加熱して焼き鈍しを行うための基盤として使用されます。 - 加熱設備
加熱には大型ガスバーナーのほか、エアーコンプレッサー、送風機などを燃焼を促すための道具を用います。昔は鞴(ふいご)が使われていました。加熱のための燃料は、都市ガスやプロパンガスを利用するのが一般的です。 - 酸洗い設備
焼き鈍し工程にて生成する酸化被膜を除去するため、酸をもちいて制作物を洗浄します。酸洗いには、耐酸性の容器(プラスチックバケツ、大型たらい、陶磁器など)が必要です。
これらの設備は、焼き鈍し作業を安全かつ効率的に行うための基本的な要素です。