赤金 (あかきん) 赤金は金と銅を主な成分として含む合金の一種であり、80%前後の金を基礎にしています。金のもつ一般的な黄金色とはやや異なる赤味を帯びた色合いをしています。主に装飾品や工芸品の象嵌に使用されます。また、銅の割合を増やしを少量の金と銀を混ぜることで、紫色を発色させる紫金も作ることができます。これらの合金は、特定のニュアンスや色合いが必要な場合に活用され、日本の金属工芸において重要な素材の一つとして扱われています。 <参考> 長谷川栄『日本の美術 第111号 夏雄と勝珉』(P99)至文堂、1975年