肉合い彫り

(ししあいぼり)

肉合い彫りは江戸時代に始まった比較的新しい彫金技法で、古典的な金工品には見られないものです。素地自体を基盤として、模様や文様を周囲からくりぬいて、薄肉彫刻を沈め込んだように見せる方法です。鍔・小道具をはじめ、煙草入れ・煙管の彫刻にしばしば見られます。

<参考>

  1. 香取正彦 井尾敏雄 井伏圭介『金工の伝統技法』理工学社、1986年
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